ニコタマ製作所。日誌

東京は二子玉川に住んで20年。お仕事と子育てをなんとか回している、庶民派主婦です。

「あ、Nさんが亡くなったことを、Nさんに伝えなくちゃ」と思ってしまったというお話

 

火曜日、お通夜に行ってきました。

突然の訃報でした。

つい2ヶ月前に久しぶりに会ったときは、元気で、

いつも通りよく食べて、笑っていました。

 

おおらかで、のんびりしていて、おだやかで、優しくて、

「ちょっと腹が立った」みたいな話をするときとか、

聞いていると「それ、めちゃくちゃ大変だよね!」とこちらがびっくりするような苦労話をしているときも、いつも笑顔だったNさん。

とても仕事のやりやすい、何一つ文句を言わずにこちらの無理をきいてくれる、

大事な仕事仲間で、大好きな、同年代の友達でした。

 


お通夜に行くと、10年ぶりくらいに会う、なつかしいかつての仕事仲間が何人かいて、

Nさんのことを、「面白い人だったね」と、笑いながら話しました。

(この歳になると、なつかしい面々に会うのは、いつもお通夜かお葬式です)

 

その夜、うちに帰ってきて、疲れて寝て、

おかしな夢を見ました。

 

 

「あ、そういえばNさんに伝えるの忘れてた」

 

「Nさんとまだ話してない」

 

 

夢の中で、そう思いました。

そして目が覚めて、あれ? なんだ今の? 

と思って、

次に、あ、そうか。と思って、

また、悲しくなりました。

 

 

そう。

だって、ほんとに変だったんですよ。

Nさんのために集まっているのに、肝心のNさんがいない

んですから。

 

頭ではNさんが亡くなったことはわかっていたけれど、

心が、まだ、現実に追いついていなかったのだろう。

ほかの人はみんないるのに、Nさんだけいないということを、

心が理解していなかった。

 

 

   *  *  *  *  *  *  *  *  *  *

 

Nさん、あの頃、とてもたいへんなこともいっぱい会ったけど、

久しぶりにみんなに会ったら、楽しかったよ。

けっこういろんなことやったもんね。

いろいろ思い出したよ。

みんな一生懸命だった。

TさんやIさんや、Oさんと話したよ。

Nさんもいたら、きっともっと楽しかったのに。

 

Nさん、ほんとになんだか変なんだよ。もういなくなっちゃうなんて。

だって、また仕事をお願いしようと思ってたんだよ。

 

今までのお礼さえ、まだ言ってない。

ていうか、改めてお礼を言うのなんて、まだ早すぎる。
まだ全然途中なのに。

一緒に、歳をとっていけると思っていたのに。

Nさん自身が、Nさんが死んでしまったこと、いちばん信じられないかもしれないけどね。

 

お通夜で、「へえ、そんなこともしていたんだ」と初めて聞くこともあった。

意外なほどバイタリティと行動力もあって、たくさんの経歴を持っていた。

おっとりとした見た目からはうかがいしれなかったけれど、

実はすごくパッションを持った人だったのかもしれない。

 

 

 

Nさん、直接言えなかったけど、やっぱり言っておきたい。

 

ほんとにありがとう。

会えてよかった。

 

とても寂しいです。