ニコタマ製作所。日誌

東京は二子玉川に住んで20年。お仕事と子育てをなんとか回している、庶民派主婦です。

親のメンタルヘルスを目的とした、子どもへのハードルの下げ方

 

今日は、「親のメンタルヘルスを目的とした、子どもへのハードルの下げ方」のお話をしたいと思います。

 

うちの息子、公立小学校に通うごく普通の6年生でして、勉強に関しては、中学受験をなさるお子さんなんかと比べてしまうと完全にアウトですが、学校の勉強を基準として考えるのならばまあまあこんなもんかという成績をいただいておりました。

が!

少し前の話になりますが、世田谷区の小学6年生を対象とした、学習到達度テストがありまして。

その結果が返ってきたらなんと!

1科目をのぞき、すべて区の平均以下。

ふだん学校で行われるカラーテストでは特に問題を感じていなかったのですが(カラーテストは勉強ができるかどうかはまったくわかりません)、いきなり現実をつきつけられた思いで、思わず私は

「なんじゃこりゃあああああ〜〜〜!!!」

と松田優作ばりに(たとえが古いのはお許しください)、心の中で叫びました。

そして即座に息子を呼びつけ、回答とつきあわせ、どういうことだこれは!なぜこれがわからないんだと小一時間問い詰めようかと思いましたが、

 

待てよ、と。

 

こっちも忙しいし。

 

それをやる気力がないし。

 

そこで冷静になり、考え方を変えてみました。

 

これは、息子が勉強ができないということじゃない。

 

答案用紙に本当の自分を表現するのがまだ下手なんだと。

 

そのうち上手くなるんだ、と。

 

だってまだ小学生だし、と。

 

そうやって、おそらく大器晩成(だったらいいな)である息子のポテンシャルに希望をつなぐことにしたのです。

まあ、結果的に何をしたかというと、単なる放置なんですが……。

 

ハードルを下げると楽になる

 

このように、子どもに対するハードルを下げると、精神的にも体力的にも親は楽になりますし、家庭内も平和になり、たいへんけっこうですので、ぜひ各ご家庭で工夫していただきたいと思うのですが、友達でそれが非常に上手い人がいます。

彼女は、子供の学校の成績が悪いと、

 

「私は、息子は小学3年生だと思うようにしてるー♪」と。

 

え?

あなたの子……小学5年生なのに……??

 

よく、「うちの子、3歳なのにこんなに赤ちゃんぽくて大丈夫かしら」「成長遅くないかしら」という心配は耳にしますが、あえて子供の年齢を低くとらえるという逆転の発想……!

斬新だな!と思いました。

 

「人生時計」をご存知ですか?

 

教育評論家の親野智可等(おやのちから)先生の著書、『叱らないしつけ』の中に、「人生時計」というのが出てきます。

 

「人生時計」というのは、人の一生を1日の時刻に置き換えてみる、というもので、およその平均寿命である80歳を24時とすると、

・40歳が正午。

・20歳は朝6時。

となります。

 

これを細かく見ていくと、

・小学1年生は朝の2時6分

・小学6年生は朝の3時36分。

 

です。つまり、小学生はまだ夜開け前のぐっすり寝ている時間なのです。

中3くらいでようやく空が白み始める時刻かな、と。
そう考えてみると、息子もまだ熟睡中ですから、ぼんやりしてても当然だな〜と思えるし、何かこちらが腹が立ったときでも、寝言だと思えば「かわいいもんだな」で済みます(それで本当にいいかどうかは別として)。

 

ということで、親のメンタルヘルスのために、人生時計の考え方は非常にいいと思うのですが、じゃあ、自分の年齢で考えると何時になるのかな?と思って見てみると、

 

げ。

もう午後3時。

 

ヤバい夕方になっちゃうじゃん!

仕事だったら、いちばんあせる時間帯じゃん!!

 

ハードルを下げるつもりが、自分に対しては精神衛生上よくない考え方だということが判明しました。

オチをつけるつもりはなかったのですが……。

 

こちらの本は、良い本なのでおすすめです。

 

「叱らない」しつけ (PHP文庫)

「叱らない」しつけ (PHP文庫)