ニコタマ製作所。日誌

東京は二子玉川に住んで20年。お仕事と子育てをなんとか回している、庶民派主婦です。

NHKドラマが”意識低い系”であることについて。~NHK特集ドラマ『眩(くらら)~北斎の娘~』を観た

以前、『眩(くらら)~北斎の娘~』についてこちらの記事を書き、昨日、ドラマが放映されたので観ました。

nikotamaseisakujo.hateblo.jp

まあ、案の定というか、北斎が長塚京三、お栄が宮崎あおいという時点でわかってたことですが、正直、つまらなかったです。

が、ツイッターなんか見るとほぼ絶賛。

みんな優しいなあ! ていうか素直?? 北斎とお栄に思い入れがない人には面白かったのかな。そういう人向けってこと?

ただ、制作関係者はツイッターの反応をあまり鵜呑みにしてほしくないので、あえてここで苦言を呈したいと思います。

 

私的に「あ~あ」ってとこはいくらでもあるんですけど、4つに絞ります。

 

苦言1 オープニング

子供の頃のお栄(目がくりくりした、超可愛い子役)を膝に乗せた北斎が、お栄に絵筆を握らせるシーン。

「ないわ~」といきなりげんなり。

子供を膝に乗せて絵筆?? 稀代の天才捕まえてどこのイクメン扱いだよ。

非常に説明的かつありきたりで陳腐なシーンだと思いました。

うん、ダサすぎる。

 

苦言2 普通の親子の話になってしまっている

ドラマは、芸術を追い求める絵師としての親子の絆を軸に描かれてたようですが、セリフがすごく説明的(「なんのために絵を描いてるんだい?」とか。普通聞かないでしょ、そんなこと。「そこに絵があるから」描いてるに決まってる)だし、これ見よがしな意味のないCGがダサい。そういうのどうでもいい。こっちは人間をどう描くのかを観たいわけで。

そして肝心の人物造形が、「ちょっとがんこで気難しいお父さんと、ちょっと不良だけど父を慕って頑張る娘」っていう、思いっきり普通の親子の普通の話になっちゃってましたね。

それならどこかの町工場とか、職人さん親子を舞台にしたドラマで十分じゃないですか? 北斎親子ですよ??

普通の親子の普通の話なんか、見てもしょうがない。

 

苦言3 ”粋”じゃない

杉浦日向子百日紅』では、親子が互いに毒舌の応酬で、それが非常に粋なんです。

「へッ身の程知らずが……色男に惚れるツラか 情けねえ」(by北斎とか。

口は悪くとも芸の上では互いに絶大な信頼を置いている、それがかっこいい。

ドラマでは、北斎が絵についてお栄に教え諭すシーンなんかがあって、台無しだと思いました。

 

苦言4 やっぱり宮崎あおいが可愛すぎる

お栄さんってのは不美人じゃないとキャラとして成立しない人だと思います。

江戸に詳しい先輩が、お栄役は江口のりこさんなんかいいと思う、と言ってましたが、年齢的にも、雰囲気的にも、非常にいいのではないかと思います。

 

というわけで、杉浦日向子百日紅』が刷り込まれてる身としては、非常にツライドラマでありました。

NHKのドラマは、いつからこんなのばっかりになってしまったんだろう。

 

終わり。