ニコタマ製作所。日誌

東京は二子玉川に住んで20年。お仕事と子育てをなんとか回している、庶民派主婦です。

振り込め詐欺とスピリチュアルの共通点~人は誰でも不意打ちに弱い・の巻~

わたくし、世田谷区在住なので、こんなメールサービスに登録しています。

 

●世田谷区防犯情報メール

http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/104/141/561/d00124762.html

 

とはいってもふだんはだいたいスルーしてしまうんですが、この間来たこのメールにびっくり仰天しました。

これこれ↓

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「今年1月から6月までの間、世田谷区内において特殊詐欺被害が88件約2億5800万円発生しました」と。

 

2億5800万円!

半年で2億5800万円!!

1件あたり、約300万円!!!

世田谷区だけで!!!!

 

どう思います? さらっとメールに書いてる場合ですかね?

世田谷区だけで半年で約3億ですよ。

どんだけボロい犯罪なんだ、って話ですよ。

このお金で保育園どれだけ作れますかね?

保育士さんの給料、どれだけ上げられますかね?

 

振り込め詐欺登場からもう何年になるんでしょう。

いつまでのんびりしてるつもりなんでしょうか、警察は!!……

 

と、つい熱くなってしまいますが、今お話ししたいのは警察のダメっぷりではなくて。

 

振り込め詐欺とスピリチュアルの共通点です。

 

 

ここで突然話が変わりますが、

龍使いとか、成功している人は神社に行くとか、ヒマラヤの大聖者とか? 御朱印集めだとか?

どうもスピリチュアルがすごく流行ってるみたいですよね。

 

私はそのあたりあまり興味がないので完全にスルーしてたのですが、そんな私が、不意打ちでスピリチュアルっぽいことに遭遇してしまったのです。

 

ひょんなことから知り合った、とてもよく当たるという占い師さんがいまして、その方はとてもいいことをおっしゃるし、お話は面白いし、厖大な知識を持っているし、人徳もあるし、ということで、「ああ、人気があるのもわかるな」と思う人だったのです。

でも、私自身はとくに占ってもらおうとは思っていなかったんですよね。

 

ところがあるとき、その占い師さんのほうから、

「◯◯さん(私の名前)、最近、身近でどなたか亡くなられた方はいますか?」

と聞かれたので、身内かな?いないけどなーと思って、

「いいえ」

と答えたのです。そうしたら、

「身内ではないはずなんです。どなたか、◯◯さんのことを大事に思っている人で……」と。

そういえば、とても親しかった友人が、悲しい事故で亡くなる、ということが1年ほど前にありました。

それを思い出したのでそう伝えたところ、

「やっぱりそうですか。すぐその方のお墓参りに行ってください。◯◯さんについてきています」

と言われ、えええーーーー!!!と……。

 

びっくりです。

私は霊感もないし、まさか自分がそんなことを言われる当事者になるだなんて思ってもみなかったので、もう、動揺しまくってしまい、

「ど、ど、どうしたらいいんですか!?!?1?」

と食ってかかるようにその占い師さんを質問攻めにしてしまいました。

 

占い師さんは、こうしたらいいですよ、ということを親切に教えてくれたので、「わかりました! そうします!」と言って帰宅したのですが、その夜は眠れなかったですね。ああ、早くなんとかしたいと思って……。

 

そして、翌日にもお墓参りに行きたいと思ったのですが、とても遠方だったので、そういうわけにもいきませんでした。

そして、そのまましばらく、眠れない夜が続きました。

正直、怖かったですし、それこそ、寝不足で何かがとりついたような顔をしてたんじゃないかと思います。

 

でもその間、いろいろ友達に相談などしているうちに、だんだんと考えが変わってきました。

 

もしも私がその占い師さんの話を信じ、お墓参りに行って、そのあと運気がよくなれば、「ああ、やっぱり●●さん(占い師さんの名前)を信じてよかった」ということになるでしょう(これがパターン1)。

反対に、その話を無視して、何か悪いことがあった場合、「ああ、ちゃんと●●さんの言うことを聞かずに、お墓参りに行かなかったからだ」ということになってしまう。

(パターン2)。

 

つまり、信じても信じなくても、その占い師さんの言っていることに縛られてしまうということです。

 

もう少し考えてみましょう。

パターン3、お墓参りに行ったのに、悪いことが起こった場合。

その占い師さんにそれを言ったら、「ではこうしてください」と、さらに私にアドバイスをくれるでしょう。

そして最後、パターン4。お墓参りに行かなくても、いいことが起こった場合。

なーんだ、占いなんか関係ないじゃん!ということになる。

 

考えた末、私はパターン4「占いなんか関係ないじゃん!」を採択することにしました。

いい方に転んでも悪い方に転んでも、その方の言うことに左右されたくないと思ったんですよね。

 

だって、自分から何か相談したわけでもなく、出合頭で不安になるようなことを言われ、事実、そのあとすごく私は苦しみました。

もしその占い師さんに出会ってなかったら、こんな苦しみはなかったはずです。

 

その方の話はとても納得できることばかりだし、確かに「この人はすごい」と思わせるものはある。そして、私のことを心配して言ってくれているのはわかるけれど、これから先の人生、その方の言うことに振り回されたり、依存したくないと思ったのです。

 

この結論にたどりつくまでに、ずいぶん逡巡したし、苦しい思いをしました。

 

で、ここでようやく振り込め詐欺との関連性に入りますが。

私が占い師さんに「霊がついてます」と言われたのがものすごく不意打ちだったのと同様、振り込め詐欺の電話も不意打ちでかかってきますよね。

今までまったく経験したこともないような状況にいきなり放り込まれ、動揺しない人はいないと思うんです。

「とにかくなんとかしなくちゃ!」とアドレナリンか何かが出まくって、冷静な判断なんかできなくなります。

見えない嵐の中に放り込まれたようなものです。

人の声も聞こえません。

 

占い師さんに言われて私が陥ったのも、この状況でした。

あとから考えるとおかしいくらい動揺してました。

 

そしてすごくタチが悪いことに、

そんな動揺している私に、

「大丈夫。私の言うことを聞いていれば絶対悪いことにはなりません」

ということを、私を不安にさせた張本人である、占い師さん自身が言うことです。

もう、「はい!ついていきます!」ってなっちゃいますよね。

 

つまり、不安にさせておいて、救う。

振り込め詐欺もそうでしょう。

思いっきり不安のどん底に突き落とし、

「今から言うとおりにすれば、大丈夫ですよ」

と、そこから救い出してあげる。

 

これが、振り込め詐欺とスピリチュアルの共通点です。

宗教の勧誘の手口もおそらくそうかもしれません。

 

結論。

1 そもそも人は予想外の出来事にほんとに弱い。それを肝に銘じておいたほうがいい。

2 「不安にさせて安心させる」というマインドコントロールを知っておいたほうがいい

 

以上です。

正直、今でも、ほんとにお墓参りに行かなくていいのかなというモヤモヤはあります。

でも、それはそれ。機会があったらちゃんと行きたいし、何より、私が亡くなった方を思う気持ちは、占い師さんとは関係ありません。

 

ちょっと重い話になっちゃいましたね。

今日はこのへんで。